富士山頂上 豆知識

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■ 山小屋勤務について

「富士山でバイトするにはどうしたらいいか!?」というメールを頂きました。
そこで、あまり知られていないであろう富士山の山小屋勤務について書いてみました。

山小屋で働く前に...

富士山の山小屋の求人は基本的に、一般の求人誌「FromA」や「an」、
「DOMO」などに、毎年6月〜7月頃掲載されます。
その時期のリゾートバイト特集なんかには目を通すと良いかも知れません。
最近ではHPで募集しているところもあります。

とはいっても、全国に募集をかけているのかはわかりません。
恐らく小屋によって全国にかけてるとこもあれば、
静岡近辺に限定してるとこもあるでしょう。(交通費なんかの問題で。)
富士山関連の書籍に各山小屋の連絡先が掲載されているものもあるので、
直接問い合わせてみるのも手です。

面接は殆どの場合ないと思います。
選考基準なんかは恐らく「早い者勝ち」か、
問い合わせ、または応募時の電話の感じだと思います。
要するに、大切なのは決心したらすぐ行動に出ることです。

実際に山小屋の仕事で求められるのは、
体力に自身があるのは勿論、
富士山は何気に外国人のお客さんが多いので
外国語が得意ならば、カナリ有利なんじゃないかと思います。

それから、泊まりこみで何十日も接客し続けるわけですから、
接客が苦手だと辛いかも知れません。ほんとに色んな人が来ます。
ちなみに登山の経験なんかは問われません。
「1シーズンの2ヶ月間で約30万人の登山客が頂上を目指す」と
言われているので、何よりも元気でタフな人に向いています。

働く期間のことですが、
7月下旬から8月中旬の一般的な「夏休み」の間が
富士登山シーズンの最盛期なので
その間の期間ということになるのですが、最低でも2週間以上は
泊まりこめないと厳しいと思います。
逆に8月中旬を過ぎると、登山客も減り始めるので
シーズン最後までというのはなかなか難しいところもあるかもしれません。

女性の場合ですが小屋によって色々だと思います。
大体山頂小屋のバイトの男女の比率は9:1か8:2位です。
女性の場合も風呂は1週間に1度程度なので、
それなりの開き直りができる方でないと難しいと思います。
化粧なんかは出来ません。富士山は砂埃が飛びまくります。
仕事内容は主に厨房と接客が多いと思います。
他の従業員のまかない作りなども任されるかもしれません。


山小屋勤務が決まったら...

頂上の小屋では、ご来光に合わせて登ってくる方を迎えるわけですから、
AM 3:00〜3:30には起床し、開店の準備をします。
就寝はPM 7:00〜8:00と、超健康的な生活リズムになります。
太陽と共に起き、共に眠るのです。
途中小屋によってはシフト制で昼夜交代勤務のところもあるようです。
ご来光に合わせ、真夜中に出発する登山者を送り出さなくてはならない為、
途中小屋は24時間営業の小屋が多いのです。

服装はジーンズ(動きやすいもの)にTシャツ(インナー)、スウェット(セーター、フリースなど)、
それから上に着るジャケット(厚手のもの)、厚手の靴下、就寝時に着るジャージなど
真冬の東京を想定した、汚れても構わないような服を数日分持って行けば十分です 。
流石に洗濯させてもらえない小屋はないと思います。
個人的には軍モノのパンツとジャケットなんかがオススメです。
丈夫な上、カナリ機能的です。
アウトドア専用の服も申し分ないのですが、高価なものはもったいないです。
靴はスニーカー等歩きやすい靴でOKです。
おしゃれより機能性や耐久性、防寒性に優れたものが吉です。

山小屋勤務は外に出ずっぱりのことも多いので、
なるべく広いつばのある帽子もあったほうが良いです。
日焼け止めとリップなんかもあったほうが良いと思います。
頂上に近ければ近いほど直射日光も強いので、
局部的に集中して焼けたり、一部だけ皮が剥けたり
するので、焼きすぎてしまうと下山してからちょっと恥ずかしいです。
肌の弱い方は毎日完全防備しないと大変かもしれません。

それから、コンタクトは絶対止めたほうがいいです。
痛いのに無理やりコンタクトをしていて、降りてから急激に視力が落ちて
泣く泣く給料でメガネとコンタクトを作りなおした私が断言します。
山小屋生活は砂埃との戦いです。目が悪い人は絶対メガネ持参です。

何はともあれ、行ってみればどうにかなるものなので、
勇気をもって山小屋の経営者の方に電話してみて下さい。

純粋に共同生活は楽しいし、毎日見る景色に感動し、
さらにバイト仲間や従業員、お客さんなど多くの出会いがあります。
特殊な環境ゆえ苦しいこともありますが、それもまた良しです。
都会では味わうことのない生活が出来ます。
山小屋生活に魅せられ何年も連続で働いている人も多いです。
では、楽しい山小屋アルバイトライフしましょう!

余談ですが富士山のバイトには山小屋での仕事の他に
五合目から登山客(ツアー客)を引き連れて頂上まで毎日のように往復する
ガイドさんのバイトがありますが、
ガイドさん達は大学の山岳部だとか専門的な知識及び体力があってやっている方ばかりで、
山岳部関係の口コミや紹介が殆どで一般からはあまり募集していないようです。
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